マイクロウェーブ関係の参考情報です。
マイクロウェーブFT8のススメ
ほぼ毎日SHFのFT8の交信が首都圏を中心に行われています。現在、藤沢、昭島、三浦、稲城、舘林、府中の局がいます。参加大歓迎です。
20:30~20:40 | 1296.600MHz | FT8 |
20:40~20:50 | 2427.600MHz | 前半FT8/後半Q65 |
20:50~21:00 | 5759.600MHz | FT8 |
21:00~21:10 | 10239.600MHz | 前半FT8/後半Q65 |
※ Q65 のモードは通常 Submode A 15秒(15A) レインスキャッター時15A→30A→60Dに適宜変更
IC-905の局とトランスバータ―の局がいます。あとでFMやSSBで交信することもあります。

1.2GHz FT8の様子 (2025/6/3 20:30~)

2.4GHz FT8の様子 (2025/6/3 20:40~)

5.8GHz FT8の様子 (2025/6/3 20:50~)

10GHz FT8の様子 (2025/6/3 21:00~)
CQ ham radioの紹介記事
マイクロウェーブ入門講座 ②JK1DGG坂井さん 「マイクロ波てきFT8のススメ」: 1.2GHz~10GHzで毎晩20時1から10分間隔で行っている1296.600/2427.600/5759.600/10239.600MHzでのFT8の伝搬実験を中心に固定からのマイクロ派DX通信の可能性について
JF1TPRさん「マイクロウェーブ ワールド」CQ ham radio, 2024年12月号, p.200
- 実際は20時30分 ↩︎
FT8運用のご注意

- GPS時計アプリなどを用いてPCの時刻を合わせましょう
- IC-905であればPC上のオーディオがIC-905で利用するドライバが選択されていることを確認しましょう (特にWindowsのタスクバーに表示されるオーディオ)
- IC-905などでSWRを表示させ送信時1.5以上であればアンテナ、ケーブル、コネクタを見直しましょう ケーブルやコネクタは周波数に合ったものを使用しましょう
- IC-905のGPSが同期していることを確認しましょう IC-9700の場合は周波数のドリフトを避けるため高精度10MHz外部同期を使いましょう
- SMAコネクタの締め方がゆるい場合があります レンチで0.6Nほどのトルクで締めましょう (締めすぎも注意 トルクレンチが望ましい)
- FT8ソフトでバンド変更や交信が中断になった場合はTx6(CQ)に戻しましょう
- モードの変更し忘れの場合があります FT8、FT4、Q65など使いたいモードが合っていることを確認しましょう
- 後から出て来た局などで DF(トーン周波数)が重なったらDFを空いているところに移動しましょう
- FT8のeven/1stとodd/2ndを使い分けましょう
- PSKREPORTERを活用しましょう
ビーコン・トランスポンダ―
ロケーションにもよりますが、ビーコンやトランスポンダーをワッチしてみましょう。
ビーコン
5756.000MHz CW JN1EMG 埼玉県・久喜市 (常時)
10236.000MHz FM JI1CBS 埼玉県・戸田市 (7:00~23:00)
24018.000MHz FM-CW JH1GYE/1 赤城山 (9:00~23:00)
⇒ Beacon List (マイクロウエーブミーティング)
トランスポンダー
5759.960MHz FM JH1IFZ アンテナ方向 丹沢、富士山から伊豆方面 (在宅時)
10239.96MHz FM JH1IFZ アンテナ方向 丹沢、富士山から伊豆方面 (在宅時)
⇒ Transponder for IC-905 (JH1IFZさん)
マイクロウェーブの文献・情報・最新動向

IC-905・アンテナ・三脚のまとめ方
JA1OGZさん「SHF帯への誘い IC-905が発売開始!マイクロウェーブの世界へようこそ」HAM world 2023年11月号, pp.11-14
マイクロ波の伝播の様子
- 電離層は使えないですが 山などの地形、建物、天候も味方です

直接波

山岳回折

山岳反射

ビル反射

レインスキャッタ―

ラジオダクト
JA1OGZさん「入門にお勧めの5.6GHz帯 2024年はマイクロウェーブを始めませんか」CQ ham radio, 2024年1月号, pp.76-81

5.6GHzホーンアンテナ

10GHzホーンアンテナ
JA3XQOさん「3エリアのロールコール運用で実感したアンテナの特性 ホーンアンテナで変わったSHF AMの光景」HAM world, 2025年7月号, pp.46-50
⇒ マイクロ波雑学 (上総マイクロウェーブクラブ JA1OGZさん)
- マイクロ波の基礎理論
⇒ マイクロウエーブプログレスレポート (マイクロウェーブミーティング)
- 2年より前のバックナンバーが見れます
- かなり以前の内容
⇒ 7L1WQGさん (Facebook)
- 最新情報
⇒ 東京マイクロウェーブクラブ (ブログ)
- 首都圏情報
⇒ JH1IFZさん (ブログ)
- お手軽マイクロ波工作
富士山からのマイクロ波伝播の研究
JK1LPDさんらが2009~2011年ごろ富士山測候所から5.6GHz, 24GHz, 47GHzの伝播を研究されました。CWビーコンと共にFT8のない時代にJT65Cも用いられました。

⇒ マイクロ波帯・ミリ波帯の電波伝搬研究およびデジタルデータの伝送研究


⇒ 八王子局の47GHz・24GHz 受信データ(2010 年度)
茅ヶ崎局他の24GHz・5.7GHz 受信データ(夏季期間以外のデータも含む)
1940年代の日本のレーダー
昔のレーダーはホーン型もありました。
2号電波探信儀2型改2 (艦船用) 3GHz
